2歳で入院した経緯*RSウイルス

2歳の娘が入院しました。(8月下旬)

これも娘の1ページのひとつ!ってことで想い出として書いてみます。

入院した原因

週末夜中に、熱が出たんです。38度後半。

もー毎月毎月高熱出すので、「あーまたかー」くらいに思いました。

病院行って薬もらっても、飲まずにケロッと翌日治ることも多いのでしばし様子見。

3晩経っても微熱が続き、咳がひどくなる一方。痰出すために吐いたりもしてました。

4日目に病院へ。この日は珍しく主人にお願いして、私は出社していました。

お昼休みが終わり、午後の仕事に取り掛かっていたら、TEL。

「入院するかも・・」

え?!

上司に許可をもらって急いで病院へ。

いやいつもは「入院するくらいまでひどければ逆にねー」なんて冗談で思ったりもしまいたけども、いざとなるとテンパるテンパる。

普段は忘れてますが、こういうとき「超未熟児」って言葉が重くのしかかりますね。

病院につき、先生から話を聞きました。

どうも血液検査の値が脱水症状気味とのこと。でも涙もおしっこも出ているし、どうも所見と合わないなぁと。

水分はいつも以上に取っていたけどな・・確かに食は細かった。痰のせいで食べづらいのかなくらいに思っていたけど・・。などなど家での様子をお伝えしました。

この先生、とーっても丁寧で子供好きで、すごく信頼できる先生でした。一番そばにいて一番よく見ている母親の所見を最優先に置いて診断しているそうです。かっこよすぎて泣きそうになった。

普通なら帰ってもいい微妙なラインだけど、未熟児ということもあって心配だと判断してくださいました。

RSウイルスは、入院してからの方が検査しやすいとの判断もあり、入院することに。

入院のために点滴を打ち、説明を聞き、ベッドを用意してもらい、落ち着いたところで娘と旦那を残して私は家で荷造り。

24時間付き添い部屋もあるそうですが、空いていなかったので娘だけ入院です。

・・・・どうなる!娘!!

病院に戻ると、RSウイルスの検査結果が出ていました。

陽性。

気づいてくださった先生に本当に感謝。

そんなわけで、娘(2歳・修正1歳9か月)の入院生活がはじまりました。

RSウイルスとは?

RSウイルスは、毎年冬に流行する呼吸器感染症です。

ほとんどの子が2歳までに感染しますが、大体はちょっと重い風邪の症状で収まります。

38~39度の高熱、鼻水、咳や痰、呼吸が速くなるなどの症状があります。

早産児、呼吸器・心臓に疾患を持って産まれた赤ちゃん、ダウン症候群の赤ちゃん、免疫不全を伴う赤ちゃんは、RSウイルス感染症が重症化しやすく、入院するケースも珍しくありません。

※リスクなく生まれた子でも、新生児だと注意が必要な病気です。

娘は、27週708gで産まれたガッツリ早産児だったので(言い方)、RSウイルスに感染すると本当に命にかかわります。

なので、0歳~2歳の冬(9月~4月)は、シナジスという予防接種をしていました。RSウイルス用のワクチンですね。毎月1回、太ももにぶすーっと打ちます。

ちなみに、シナジスってたっかいんですよ・・ヘタしたらひと月のお給料分くらいですよ・・(体重に合わせて増えていきます)

みなさまの税金にお世話になってます。冗談じゃなく、ありがたい話です。

そんなRSウイルス、予防接種の効果が切れた2歳、しかも夏の今!

大流行してるんですよねぇ・・保育園に入院の旨を連絡したら、実は数名いたそうです・・。

連絡していないことを謝られましたが、保育園を責める気持ちは全くなかったので、むしろ謝られたことに驚きました。(予防も手洗いとか以外しようがないですよね)

RSウイルスの検査は、自費になることが多く、数千円ほどかかるそうです。

(入院すると保険適応で検査してもらえます。病院側としても感染を防ぐために必要だそうです。)

治療も自然治癒を待つ対症療法なので、検査しないまま痰切りや解熱剤を出されて診察終了なことが多いです。

診断がつかなくても、RSウイルスにかかっていることもあるということですね。

まぁ風邪の原因菌なんて大体そんなもんですよね・・・!

子供の風邪・・怖い・・・!

入院中の様子・過ごし方

そんなわけで、入院しました。

意外と元気だったのもあって、2~3日で帰れるかもねーなんて言われていたのですが、結局1週間いました。

面会時間は15時~20時だったので、おやつと夕飯だけ付き添えました。

〇身体的な経過

まず、心配していたRSウイルス感染症の重症化ですが

そんなにひどくならず、順調に回復しました・・!

大体発症から1週間ほどがピークらしいのですが、熱も咳もだんだん落ち着いていきました。

点滴による水分補給や、吸入(濃い食塩水を気化して吸い込み、痰を出しやすくするらしい)、こまめな吸引(鼻水や痰を吸ってもらう)などなどのおかげだと思います。

家だとできないケアも多いので、入院させてもらえてよかった・・。

ただ、精神的な不安から食べない・眠れないので、疲れ切っている様子でした。

〇精神的な経過

このブログをずっと読んでいただいてくださってる方はお察しかと思いますが・・

荒れ放題荒れました。

保育園も、ハンガーストライキからはじまり、3カ月経ってやっと慣れたような子なんです・・。(詳しくはこちら>慣らし保育*2週間目) 

私が食べさせられる夕飯は、うれしそうなバクバク食べていましたが(それでもいつもより少なめ)、1人の朝食と昼食は全く食べなかったようです。看護師さんも困ったことでしょう・・。

夜も、不安で寝ないだろうし、やっとまどろむと他の子の泣き声や計器の音(酸素や心拍を計ってます)で起きちゃうんですよね。入院ってそんなもんですよね・・。

5時間パイプ椅子抱っこ耐久レースをなんとか1週間乗り越えました。誰か私のことも褒めてください。(お願いします)

身動き取れなくなるので、母にもヘルプ出して一緒にお見舞い来てもらう日もありました。娘構ってもらったり、食器下げたり、お茶取って来たり、トイレ行かせてもらったり、、人出があるってありがたい・・!

入院はじめこそ、ぐったりしていておとなしかったものの、退院間際は元気になってきたせいか、点滴引っこ抜いたそうです。2回。逆にその勇気出ないわ・・!

〇親の過ごし方

入院中は、有休や在宅勤務を駆使させていただいて、毎日面会時間はフルに付き添うことができました。(ありがたかった・・!)

ただ、家事・お見舞い・在宅仕事の繰り返しで、睡眠時間はガッツリ減りました。(自由時間?なんですかそれ??)

しかも主人も高熱出して寝込む・・。RSウイルスが移ったのかわかりませんが、とにかく寝かせて適当に(え)看病してました。

看病よりも、娘の面会に一緒に行けないのがきつかったですね・・。娘も会いたがって泣くし、5時間だし、動けないし、あぁうぅ・・。

ただ、懐かしく新鮮な時間も過ごしました。

家での日常で、突然泣いたり、片付けた端から汚されたり、触ってほしくないものを上に置いたり、そういう、常に気を遣う必要がないんですよね。

病院帰りに外食しても(作る気力がなかっただけですよ。ここぞとばかりに焼肉なんて行ってませんよ。おいしかったです。)何食べるもいつ食べるも自由。

主人と2人の時間をこんな風に過ごすのは、2年ぶり。

娘のことは心配でたまらないし、もろもろ大変だし、全っ然うれしくないけど。

そういえば主人とは恋人で、大好きな人なんだよなぁって思い出すきっかけでもありました。子供が巣立ってまた2人の時間を過ごす頃にも、この気持ちを持っていたいです。(希望的観測)

逆に言うと、ほんとに子供中心の生活を24時間毎日毎日過ごしてたんだなぁと、幸せを感じたり自分達を褒めたくなったりしました。

退院後の様子・過ごし方

退院初日は、やっぱりちょっと不安げでした。

甘えん坊だし、わけわかんないテンションになって転びまくるし、置いてかれた記憶から寝るの怖そうだし。

でも、お家に帰ってきたのうれしいんだなー!というのが見て取れたので、娘にとって家が一番居心地いい場所になってるんだな、と実感してうれしかったです。(そうじゃなかったら悲しすぎますけども)

2日目からは、通常営業でした。

入院前の最悪な機嫌から比べると、天使みたいに機嫌がよく、かわいくてたまらんかったです。

食欲も戻り、入院してた1週間分食べるつもりですか?!というくらいよく食べました。

ぺったんこになったお腹も、ちょっと軽くなった体重も、あっという間に取り戻しました。お腹パァアーーン復活!!

火曜日に退院したので、一応保育園はその週は休ませました

(もう在宅なんて無謀なことはせず、私もお休みもらいました・・)

昨日から保育園復帰しましたが、心配していたストライキ(再)もそこまでひどくなく(ちょっとは泣いたらしい)楽しく過ごせているようです。

あとがき

ふあーーーーーー!

長くなるだろうなーとは思ったけど、予想以上の長さでした。

こんな知らんがな!話を最後まで読んでいただきありがとうございますー!!

708gで生まれた超未熟児が2歳(修正1歳9か月)になり、RSウイルスも吹き飛ばして元気に怪獣やってますよ!というお話でした。

RSウイルスは、どんどん症状が軽くなっていくようなので、もう娘の人生で心配する必要はほとんどないだろう、とのことでした。

産まれた時から一番怖い病気(未熟児網膜症と並んで)だったので、すーーごく安心しました。

2歳になってからの感染でよかった・・。シナジスありがとう・・。君がいなかったら絶対・・以下省略。

診察していただいた先生、面倒見てくださった看護師さん、同じ部屋のママ&ベビー(キッズ)、会社の方々、保育園の方々、心配してくれて言葉をかけてくれた友達、税金納めてくれている国民すべて(いやほんとに)、そして一番心配して協力してくれたおじいちゃんおばあちゃん

みーんなに支えられて育っていくんだなって、なんか大きなことまで感じた1週間でした。

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