旦那に育休取ってもらってみた実体験*2019年4月

Twitterで、旦那が育休取ってて2人育児最高!と呟いたら思いのほか反響がありました。いい機会なので、今の気持ちを残しておこうと思い記事にしました。

余談ですが、相変わらず「旦那」がいいか「主人」がいいか迷います。

今現在の私たちの状況です。

・私  産休中もうすぐ育休に突入
・旦那 育休中(4ヶ月を予定)
・長女 3歳 短時間で保育園通園
・長男 0歳2か月 ぷにぷに

こんなメンバーでのツーオペ育休について綴るわけですが、あくまで我が家での体験談です。言わずもがな、それぞれのご家庭のお考えや地域、職場環境で全然違うと思うのであしからず。

育休取得のきっかけ

まず、主人にも育休を取ってもらおうと思ったきっかけについてです。もうこれは、2人目妊娠前から決めていました。

長女がいるので、出産&入院中のお世話、保育園の送り迎えなどなどで、私以外に大人がもう1人絶対に必要でした。

里帰りはしない選択

赤ちゃんの出産時や産褥期はいろいろな事情で里帰りする方も多いと思います。が、私は、基本的に自分たちの生活は、親とではなく自分たちが築いた家族で乗り越えたいと思っています。(こう考えるのは母との負の遺産があるからでもありますがそれはまた別の機会に・・)

もちろん親と一緒に過ごすときや、頼り頼られる日もあるけど、毎日の生活は基本自分たちで。(仕事や生活環境のおかげで実現できているのはありがたい限りです)

なので、私が確実に動けなくなる2人目の出産時も、じじばばじゃなくて子供の親である旦那が!いろいろやってくださいねってナチュラルに思ってました。

1人目育休時の記憶や学び

長女の育休時、主人は仕事が忙しく日付が変わっても帰ってこれない毎日でした。夜勤、休日出勤も結構ありました。

まぁなんとか無事私の心も壊れず娘も元気に今を迎えてはいるんですけども、正直すっごいしんどかったです。主人のことは大好きなのに、「この人を選ばなければ違ったのかな・・」って何度も考えながら無表情で娘の世話をしていました。

娘は基本パパ好きっ子だったのですが、会えない日が続くと「ママじゃなきゃダメ!」モードになってしまい、せっかく3人でいるのに結局私だけが娘と関わる状態になりました。

もしこれが続いたら、子供にとっても私にとっても、主人の存在ってどうなるんだろう?と不安でした。

そして主人自身も、家の事は完全ノータッチ状態。物理的に家にいれない時間だけでなく、帰宅後や休日も自分は何もしなくて当たり前が染みついちゃってました。(育休中だろうが専業主婦だろうが働いてようが2人が家にいる時間は2人で家事育児すべきと思っています)

これが根っこまで染みつくと、育休を明けても家事育児のウェイトは変わらないなって確信したので、何度もお話合いを重ねぶつかり合いました

主人は家庭でどうありたいか?

でも頭では理解できても、やっぱりやってみないとわからない。

ていうかわかるわけない!

これは主人がアホなわけでも努力が足りないわけでもなく、わっかるわけないんです。家事育児の大変さほど、想像と実際やってみるのとでギャップが大きいものはないと思います。

そして実際、働きながらそれを実感するのはほぼ不可能です。

帰宅後の1時間、休日の1日、代わったとしてもわかりっこありません。月曜日も火曜日も水曜日も、朝も昼も晩も、昨日も今日も明日も、続いていくのが家事育児です。その賽の河原感、しんどさ、むなしさ、それは実際に月曜日も火曜日も・・(略)やってみないとわかりません。

やってみないとわからないものを「しんどいのわかって!」と私のようなヒステリーメンヘラに責められるのもかわいそうってもんでしょう。わからないまま時が過ぎて厄介者みたいに扱われるのも酷でしょう。

でも理解してない大きな子供が家に居たら確実に厄介です。逆に、理解して家族のメンバーとして動けたら、子供たちから見るパパの姿もかなり違うだろうなって思います。

だから、人生の中で旦那が家庭にだけ集中する機会を作りたいと思いました。

旦那のポテンシャル

そんなわけで、育休を取ってもらって2人で家庭を築こうぜってことになりました。

旦那自身、子供も家庭も大好きなタイプなので異論はありませんでした。当初はむしろ休めてラッキー的な気持ちもあったはず。笑

そんな旦那のポテンシャルですが、こんな感じ?

・仕事状況
 -残業夜勤休日出勤あり。定時で帰れる時期もあれば午前様続きの時期もある。勤務終了後も電話で問い合わせが来ることしょっちゅう。
・会社の制度
 -男性も子供が満1歳の4月まで育休取得可。無給だが健保から60%ほど支給される。
・家事育児への関わり
 -頼めばやってくれる。「あとで」にしがち。名もなき家事はとことん見えない。
・性格
 -優しくて穏やか。純粋。家庭的で子供は大好き。怒るとスネるタイプ。かまってちゃん。趣味はゲームなどであまり外出しない。

つまり、仕事は忙しいけど家庭はすごく大事にしてくれて、優しくてやりたいようにさせてくれるけどスネるとめんどい。って感じです。笑

1人目のとき早々に私がぶち切れたので、休日1人で娘を見れる程度のスキルはすでに3年ほど蓄えています。

私自身クセが強いので、いろいろ不満はあってもこの人とじゃなきゃやってこれない&やっていけないだろうなって思ってます。

育休取得までの道のり

ここでちょっと事務的なお話を。育休取得までの必要だったことです。

まずは会社に妊娠の報告&育休の申請。私は予定帝王切開だったのである程度日付は予想できましたが、それでも何度か申請の訂正が必要になりました。

あともちろん仕事の調整。これが気持ち的にも一番大変ですよね。根回しが苦手な人だったので、「本当に大丈夫?育休入れる??」って何度か不安になりました。

育休や時短を取得している男性社員の先輩方も何人かいたので、珍しいけどそこまで驚かれず好意的に認めていただけたと思います。パパの育休取得が当たり前になってほしい・・!

そしてすっかり忘れててギリギリで気づいたのが保育園。私も旦那も家にいることになるので、在園中の長女が追い出されないかすごく不安でした。2人いるから育児可能ですけど、育休が明けたら不可能になるしそのときに入園できるわけがないので。

ありがたいことに保育園も市も登園を認めてくれ、無事娘は保育園に通えています。(育休中なので短時間にはなりました)事前に確認しておいてよかったです。

育休期間中

さぁ本題です。ここまで長くてすみません。無事長男が産まれ、親2人で家事育児を回してから2か月弱が経ちました。

私が切迫気味になってしまったので、旦那は出産前からほとんどの家事をしてくれたので、実際はスパルタ予行演習期間が1ヶ月ほどありました。笑

メリット

とにかく、1人目のときと大違い!な毎日を送っております。2人目だから私自身余裕があるっていうのもあるとは思いますが、それにしても動ける大人がもう1人いるってだけで段違い!!

ツイートにも書きましたが、ワンオペって本当に詰むんですよね。子供は泣くし家事は溜まるし夜は眠れないし心は疲弊していくし。同時進行しないとこなせないタイミングも多々出現。それを24時間365日

ツーオペだと、1人が何かをしている間に1人が別のことをできる。詰む感がない!しかも、2人でこなしたらその分余剰時間もできてリフレッシュもできる。

これの何がいいって、心にゆとりができるんですよね。

詰みまくると人間ギスギスしてきます。疲れて何もかも嫌になるし、こんな状況に陥ってるのに協力してくれない(できない)パートナーは恨めしくてしょうがない。そしてそんな自分が一番イヤ!あーなんて不毛。

・パートナーである旦那を嫌わなくて済む

・子供のかわいさを愛でる余裕がある

・すべて1人だけで決断しなくていい(相談し合える)

家事などのタスクが片付くのもうれしいですが、気持ち面のメリットが想像以上に大きかったです。

そしてもちろん、子供へのメリットも。ワンオペだと時間とやることに追われ続けるので、必然的に「ちょっと待ってて」が多くなります。そして怒ることも増えます。

ツーオペなら、1人がタスクをこなしてる内に相手ができる。話を聞いたり遊んだりドリルをしたりできる。

子供にとっても、自分がすべて独り占めだった世界から、自分より小さな存在がいる世界に変わるわけです。大きな変化なので、親に余裕があるのはとてもいいことだと思います。

デメリット

ここまで語っておいて贅沢な話ですが、逆にずーっと旦那が家にいるんですよね。え?何を言ってるかわからないですか?へへ・・。

いや、旦那のことは大好きなんですよ。家庭に入る期間がほしくて育休取ってもらったんですよ。家事育児に参加してほしかったんですよ。

ただ、ね。ほら、1人で回してるときと違って、旦那のやり方も入ってくるわけで。別の人間なのでちょっと合わないときとかもありますよね。

まぁ本当に贅沢な話で、デメリットってほどじゃないんですけど。1人の時間が必要な人(赤ちゃんが泣いてる時点で1人じゃないですけど)や、家事は自分流でやりたいから手出されたくな人は、住み分けを考えないと逆にストレスかもしれません。

あとは単純にお金ですよね。育休中は当然身入りが減りますし、その期間活躍できなかった分復帰後のキャリアに影響が全くないとは思えません。でも、それはそこまで大きな足枷にはならない社会であってほしいなぁ・・。

育休取得してみての感想

結果的に、私たち家族にとっては旦那の育休はもちろん「取ってよかった」です!

家族みんなで過ごせる時間は圧倒的に長いし、確実に人生のボーナス期間。ツーオペ育休も折り返しですが、大切に過ごしたいと思います。

育休期間は妥当だったか?

育休取得の一番の理由は1人目のお世話なので、旦那の育休は4ヶ月ほどで申請しました。

4ヶ月の理由は、2人目がしっかりしてきて、1人目の送り迎えに支障がなくなる時期がその頃かな?っていうざっくりした感じです。(ちなみに私の育休は満1歳の4月まで予定です。長女と同じ保育園入れてくれぇ・・!)

意外と2人目が余裕だったし時期的にもあたたかくなってきたので、もうちょっと短くてもよかった気もするし、むしろハイハイしだしてからが大変なんですけどー!って気もしてます。どうなるでしょね。わかりません。笑

ぶっちゃけ、取ってもらわなくてもなんとかはなったと思います。実際何とかしてるお家の方が圧倒的に多いですしね。でも確実に私はすり減るし、子供へのあたりも強くなっただろうし、旦那への気持ちはギッスギスだったと思います。

パパの立ち位置

確実に向上しました。家の中でのパパの株は急上昇ですし、娘のパパ好き度もうなぎ登りです。私にとっても、よりかけがえのない人、本当の意味での人生のパートナーになりました。

よく、「俺は働いてるんだから」って聞きますけど、自分からただのATMに成り下がるパートナーは私はいりません。今後、ケンカもたくさんすると思いますが、子供が産まれたときにこれだけ家庭に入ってくれた想い出は、間違いなく私たちの関係を繋いでくれるはずです。

そして旦那自身も、家事のしんどさを実感してくれました。「昨日もあんなに洗ったのにもうこんなに溜まってる・・」「あれぇ?洗濯したばっかりなのに」「もうご飯作る時間?!」など、飛び出す言葉が変わってきました。そうそうその辛さなんだよ共感できてうれしいよ。

「頼めば」やってくれる程度だったのが、今や名もなき家事に自分から気づき、「あとで」にせずサッと動けるようになりました。家事が5分の1になった気分!!ヤッター!!!

育休から復帰したらまた仕事は忙しくなるし、当然家事育児のウェイトは私に傾くと思います。でも、想像でしか知らなかった彼よりも、実際にやってみた彼の方が絶対絶対頼りになるって信じてます。そして、わかってくれてるからこそ、私も歯を食いしばってがんばれます。

おわりに

ツイートの反応で「育休取ってくれるなんて素敵な旦那さん」というのが多かったんですけど、私はこれは???って感じでした。

まぁ仕事の調整とかしてしっかり取ってくれたのは感謝してるんですけど、それは私もしてるしな?自分の子供を育てるために時間を使うだけだしな??旦那に対しては感謝っていうよりも、よくやった!一緒に頑張ろうな!って感じ。

今回私が感謝してるのは、育休を取ることができた環境に対してですかね。会社の同僚や保育園の先生方に対して。そしてこれを実現できる制度を築いてくれた先人たちに対して。

はじめにも書きましたが、あくまでも、今のタイミングで、このメンバーで、いろんな環境が作用しての、私たちが経験した話です。共感できる部分できない部分あると思います。

育休を取るも取らないも、いろんな状況にいる人が自分たちに合わせて選択できる社会であってほしいなぁと切に願います。

普段はフォロワーさんとひっそり楽しんでいる私のツイートがこれだけ伸びたのは、そう感じている人がそれだけたくさんいるってことじゃないかな。

自分でも何が言いたかったのかまとまりませんが、とにかく、家族の絆がより強まってよかったです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました