妊娠高血圧症候群で超未熟児を出産した記録~妊娠発覚から入院宣告編~*2015年8月

現在3歳の娘は、708gの超未熟児として産まれました。

原因は私が妊娠高血圧症候群を患ったためです。

今はすっごく元気!&私はふたりめを妊娠中(出産間近)です。

新しい我が子に会う前に、はじめてママになったときのことを振り返っておこうかなと思い、記事にしました。

時系列で振り返っていくので、かなーり長くなってしまうと思います・・!

今回は妊娠発覚から入院宣告編です。

当時どんな環境でどんな体調だったか、などを書きました。

妊娠発覚~初期

結婚当初は仕事が忙しかったり、家を建て始めたり、となかなか生活が落ち着きませんでした。

結婚して1年が経って、そろそろ子供でも欲しいね♥と意見が一致し、まだ見ぬ我が子へ思いを馳せるようになりました。

妊娠がわかった時

子供を望んでから5ヶ月ほど経って、妊娠検査薬が陽性に!

まだそこまで焦ってはいませんでしたが、私たちよりあとに結婚した友達が授かっていくのを見るとちょっと黒い塊が芽生えたりしてた頃でした。

(ベビ待ち期間についてはふたりめの時の気持ちを別記事で語ってます)

陽性を見ただけでソワソワ!

早く病院に行って確かめたいような、ちょっと怖いような気持でした。

妊娠初期の婦人科検診

まだ5週目で、確認できるかすら微妙な時期でしたがすぐに病院へ。

予約なし&紹介状なしだったので、2時間くらい待ちました。

子宮頸がん検査のときもびっくりしましたが、あの検査台はすごいですよね。(なんて恥じらいも今や懐かしい)

赤ちゃんがいる袋は確認でき、ちゃんと子宮内に妊娠していることもわかりました。

すーごくホっとして、うれしいようなよくわからないような、不思議な感覚。

次の検査日は心拍が確認できるであろう1か月後の9週目になりました。

ずっとお腹の中にいるのに、エコーを見ると会えた気になるんですよね。

まだ白い点でしかないのに、すでにかわいくてしょうがありませんでした。

まだ会社に報告するにも早いし、友だちにも言えないらしいし、ひとりでドギマギソワソワ。

両親と義両親には伝え、とても喜んでもらえました。

妊娠中期

いわゆる安定期。

徐々に会社や友達にも伝え初め、おなかもふくらんできました。

妊娠中期の産科検診

中期に入ると採血や尿検査、お腹からのエコーもはじまりました。

担当の先生は男性で、若くて丁寧でおしゃべり好き。

詳しく説明してくれるから、安心して検診を受けられたのでよかったです。

血や尿の値も問題なく、赤ちゃんの成長も順調。

ちょっと張るんですけどーなんて相談しても、「張らない妊婦さんいないから!」と全然問題ない感じでした。

胎動も出てきて、本当にお腹の中にいるんだなー。

男の子かな女の子かなー。まだあんまり実感湧かないなーなんて思いながら日々過ごしていました。

自覚症状

はっきり言ってほぼありませんでした。

いや、今思えばあったんですけど、「妊娠中ってそんなものなのかな」で済んでました。

なんとなく胎動が少ないかな?でもこんなもんなのかな??

足のむくみがひどいなーでもこんなもんなのかな??

なんか不整脈っぽい動悸がする・・でもこんなもんなのかな??

そんな感じでした。

仕事の状況

このときの仕事は、今思えば割と厳しい状況でした。

私はシステムエンジニアなんですけど、本番リリースのため23時近くまで残業したり、スケジュールが押して朝5時から出社したり。

ずっと座って集中しているので、気づいたら常にお腹が張っている状態でした。

先輩方は鬼ではなく、体調は気遣ってくれましたし、体調不良の日は休みも取らせてもらってました。

でも妊娠中って毎日体調不良なんですよね・・。

毎日休むわけにもいかないし、自分でももはや体調が悪いのかなんなのかよくわからず。結構無理してたと思います。

周りに子育て中の方がいなかったのも、甘えられなかった要因のひとつかな。

私自身、まだ全然「ママ」になっていなくて、まだ見ぬ我が子よりも目の前の仕事の方がリアルでした。

すっごく猛烈にしんどいわけでもなかったので、お仕事で迷惑かけたくない気持ちのほうが強かったです。(意外と真面目なんです)

あと、真夏だったんですけど、古いビルだったから空調の微調整が効かず、すっごい寒かったのもよく覚えています。(これが一番の原因だと勝手に思ってる)

ブランケット何枚重ねても足が凍ってました。

出産直前には、サンダルが食い込んで脱げないほどむくんでたなぁ・・。

プライベートの状況

休日は、普段よりはゆっくり過ごしていたものの、お友達と食事したり家に来てもらったり、楽しく過ごしていました。

お腹が大きいところを見せたくて、広島まで義実家訪問に行ったり。

安産祈祷で水天宮なんかも行ってみました。

夏だったので暑さにはやられましたが、すごく困ったりしんどかった記憶はないです。

お気楽に過ごしていました。

突然の入院指示&長時間のモニター監視

そして中期も後半の27週検診。

いつも、とにかく順調順調ーだったので、今日もサクッと終わらせて午後は出社する予定でした。

翌日が私の誕生日だったので、最後の夫婦の想い出♥としてディズニーランドホテルのティンカーベルルームに泊まる予定でした。

2人ともディズニーが大好きなのですが無理はできないので、お泊りならゆっくり楽しめるかなとルンルン計画していました。

助産師さんの問診と先生の内診

いつも通り尿検査を出して、体重と血圧を測って、お腹のエコーと問診を待っていると・・助産師さんから長めの問診。

何度も何度も血圧を測り直されて、「機械じゃうまくいかない」と手での計測もされて・・私は正直、え、なに??状態。

仕事の忙しさなどを聞かれて、正直に忙しさもしょうがなさも答えると若干の呆れ顔。

「妊婦さんなのにゆっくりできないのー?」と心配され、それはそのまま上司に言ってくれ・・と思いました。

その後先生の内診。

内診は問題なし

ちょっと小さ目で逆子だけど、問題ではない程度と言われました。

NSTによる検査

ただ私的にも不安だったので、胎動がなんとなく少なくなってきたこと、足のむくみがひどいこと、など心配な点を伝えたら「じゃぁしっかり検査してから安心して帰ろっか!」と言われました。

そしてはじめてのNST(ノンストレステスト)

お腹に機械をあて、帯のようなもので固定します。

私はリクライニングチェアみたいな椅子にゆったり座って、胎動を感じたらボタンを押すだけー。

計測器がグラフを描き出し、赤ちゃんの反応を監視することができます。

これが意外と長かった・・!30分以上続きました。

ラクチン♪なんて思っていたけど、胎動のボタンを押すタイミングがよくわからずうまく検査できているか不安でした。(思えば、やっぱり胎動が小さ目でわかりづらかったんだなぁ)

先生の問診

そして先生の内診。

いつもは相談しても「そんなもんそんなもんー大丈夫ー!」とあまり取り合ってくれなかった先生が、ちょっと神妙な顔

あ、明日ディズニーランド行っていいですかなんて聞ける雰囲気じゃない・・!

・血圧が急上昇していること(いつもは上が80台なのに150台だったらしい)

・むくみと尿たんぱくが出ていること

・NSTの結果も、ちょっと動きが弱かったこと

などから、妊娠高血圧と判断され、入院を言い渡されました。

・・・は?入院??

いやいやまだ出産予定日まで3カ月あるんですけど?!

お腹もまだまだ全然大きくなっていませんでした。(24週の頃の写真ですが、あまり変わりませんでした)

ちなみに、ちょうど1週間前に会社の健康診断があり血圧計りましたが、そのときは上が100程度しかありませんでした。

1週間の間に急変したんだな、とあとから冷静になって考えると恐ろしくて震えました。

あとがき

さすがに長すぎるので、ここで一回切ります!笑

入院宣告からの出産、その後の娘の様子は次の記事で。

3年前なのに、結構覚えてるもんですねー。

間違いなく人生の中でもなかなか衝撃的な経験でした。

というか妊娠出産自体が衝撃ですよね。本当奇跡の連続って実感してます。

長々とお付き合いいただいてありがとうございます!

最後まで読み終えたとき、同じ病気の方、超未熟児を出産された方、妊娠中で不安を抱えている方が希望を持てたらな、なんて思ってます。(私も、当時はたくさんのブログに心救われ泣きました)

出産編もがんばって書きまーす!

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